NIRVANA INUTERO 苦悩の中から生まれた名アルバムです。

NIRVANAと言えば1990年代のロックバンドとして、洋楽好きな方でなくともご存じの方は多いと思います。

特に、SmellsLikeTeenSpiritが収録されているNEVERMINDというアルバムは、
その曲やアルバムジャケットを見たり聴いたりした方も多く、最もメジャーなアルバムだと思います

ですが、私個人としてはその後発表されたINUTEROというアルバムこそ、
当時のカート・コバーンの心情を最も表し、聴く側にストレートに伝わってくるアルバムだと思っています。

アルバムに収録されているどの曲も陰鬱な雰囲気で、突然スターダムへとのし上げられてしまった、
カート・コバーンの苦悩やその精神状態がそのまま楽曲になっていると感じられます。

私自身もあえて暗く気分が沈んだ時に聴いたりしています。

決して明るく前向きになれるアルバムではありませんが、そこには深い共感と、
苦悩の中に足掻く姿が浮き上がってくるような楽曲が詰まっています

そこから私は這い上がる力を貰っているような気がしています。

実際カート・コバーンはこのアルバムの発表の翌年、残念ながらこの世を去ってしまいましたが、
その後のミュージシャンに多くの影響を残しています。

それはNEVERMINDのようなメジャーなアルバムもありましたが、INUTEROで
音楽を一種の芸術にまで昇華させた、彼の才能に他ならないと感じています

誰にでも聴き取りやすいアルバムでは決してありませんが、
人間一人のリアルな心情を生の声をこのアルバムから感じて欲しいと思います。

ファンタジーっぽいのに重厚感ある「賢者のプロペラ」

私のお気に入りCDは、平沢進の『賢者のプロペラ』というアルバムです。

購入のきっかけは「千年女優」というアニメーション映画で、このアルバムの中の「ロタティオン(LOTUS-2)」という曲が主題歌に使われており、その美しい響きと荘厳な雰囲気漂う音楽に魅了されたからです

残念ながら映画に関しては、それほど内容を記憶していないのですが、ロタティオン(LOTUS-2)に関しては、しばらく鼻歌でメロディーを追いかけてしまうほど脳裏に焼きついて、次の週にはCDを探してあちこちを廻っていました。

当時は今ほどネット通販も浸透しておらず、CD屋さんを足で探すという方法だったのですが、なかなか見つけられませんでした

平沢進の、テクノっぽい要素がありながら、聞きほれてしまう重厚感はアルバムどの曲にも共通しており、色んな作業中に聞いたり、眠る前にタイマーで演奏してみたりと、もう何度も聞いているのですが、それでも飽きる事はありません。

メジャーな曲は少ないので、知らない人は知らないという方ですが、カルトな人気はある方です。

派手なのに、落ち着く。ファンタジー世界っぽいのにテクノ風の魅力もあると、不思議な世界観に満ちているこのアルバム、これからもずっと聞き続けていく予定です。

オススメの一枚はスティーヴ・ライヒ「18人の音楽家のための音楽」

私のお気に入りのCDは、スティーヴ・ライヒの「18人の音楽家のための音楽」です。

このCDは近寄りづらいクラシックのコーナーでもさらに近寄りづらい、
現代音楽というジャンルに属するものですが、聴いてみると以外にもすんなりと入れるオススメの一枚です。

専門用語ではミニマル・ミュージックと呼ばれるもので、音ではなく、音のずれを聴く音楽です。
感じとしてはテクノなどに近いジャンルだと思っていただいて間違いないです。

この「18人の音楽家のための音楽」ですが、内容としましては一定の音が延々と続いていきます。

しかし一音一音を耳で拾いながら聴いていくと、その音が少しずつ変化していることに気づきます。

わかりやすくいえば、最初にピアノの鍵盤を一つ叩く音が続いたと思っていたら、
ある瞬間からピアノの鍵盤の音に続いて別の楽器の一音が加わったりするのです。

そしてその重なった二音がしばらく続いたと思ったら、そこにさらに別の楽器の一音が重なってくるのです。
もちろんその逆もあります。

3つ重なっていたはずの音が、ある瞬間から1つ減ることもあります。
そういった音の増加、減少が延々と続くのです

ちなみにCDは56分31秒が1トラックに収められています。

約一時間、目をつぶり音だけに神経を集中させることができる、本当にオススメの一枚です。